稽留流産〜子宮内容除去術を終えて
前回出血後、病院で稽留流産と診断され急遽翌日「子宮内容除去」の手術となり、
あれよあれよという間に翌朝を迎えました。
8:40、病院入り口に旦那氏の運転で到着。
帰りも麻酔のフラつきが残るようで自分一人で帰るのは不安。夕方また迎えに来てもらうことに。
前日までとは違う2階の受付で昨日渡された手術の承諾書もろもろの書類を提出→血圧と体重を測って看護師さんに呼ばれるまで待機です。待ってる間、産後入院中の方々も同じフロアであることに気づきます。
9時を少し過ぎてベテラン看護師さん風の方に呼ばれ、まず手術前の診察へ。
先生に超音波で胎嚢を見てもらい昨日と同じ状態であることを確認、出血や腹痛の様子などを聞かれました。この日は出血はあるものの腹痛は何故か軽くなっていたのでその旨つたえました。 がこの時、
昨日手術の説明で、手術前に出産未経験の人は子宮口を広げて除去手術をスムーズに行う為(絵で見ながら説明を受けましたがあまりイメージできず..)何やら細い棒を入れ2時間くらいかけて拡張させるような事を言われたのをふと思い出します・・!
この台の上で(お股広げたまま)2時間の放置?!
そんな絵面が一瞬よぎりましたが実際には違いました。
あとでちゃんと調べると結構この前処置が痛い(もしくは激痛)という感想が他のブログ等を見ても多かったんですが、
長細い器具を一気に膣内に入れタンポンのように奥まで入れた後は一瞬にして終わりという感じだったので痛みを感じるまもなく終了。
その名も「ラミナリア」というもので、出産の時も事前に行う事があるようですが病院や先生によってやり方が違うのでしょうか?私は全く痛くありませんでした。
事前によく理解していなかったので、恐怖心がなく力も入ってなくてそれが逆に良かったのか??
その後ベッドのある4人部屋に案内され、そこで看護師さんから私が指輪をつけっぱなしだったので取るように言われた時に〇〇さん裸眼ですか?と聞かれ、コンタクトですと答えると昨日事前の説明ともらった紙にも当日は化粧・ネイル・アクセサリー・コンタクトは取るよう指示があったのに全然眼鏡とか持ってきてない自分に気づく場面もありました。
自分が流産と判明してからその時までなんとか冷静でいたつもりが、もらった説明書も目を通しただけで全然頭に入っていなかった、そんな状態でした。
コンタクト外し忘れ問題は看護師さんに注意されるとかは無く、どなたかのコンタクト保存液を見つけてきて頂きケースも代用の物をどこからかすぐ見つけてきてくれて事なきを得ました。優しい。。
カーテンで仕切られた隣のベッドには既に一人、手術待ちの人がラミナリア処置はしない経産婦の方なのか、私が来てから30分後ぐらいで呼ばれ手術室へ向かいました。
15分後くらいでしょうか。
ストレッチャーで運ばれ横のカーテンが揺れ、数人の看護師さんに囲まれてベッドに移動した様子が物音から分かりました。
しかし麻酔が効いているはずのその瞬間です。
〇〇さん姿勢どうしますか?という看護士さんの呼びかけに「く、苦しい・・」と微かな声が聞こえてから何やらバタバタと音が変わっていきました。。。
その方は麻酔の効きが浅かったらしく、既に意識はありかなり嘔吐されてる模様。それからも何回も具合が悪くなるとナースコールを押しその度に看護師さんが来ています。
「これ私の1時間後の姿、、、!?!?」
それまで全身麻酔への恐怖はなかったのにそこでもう完全に怖くなってしまって看護士さんが何度か出入りする中、私をさっきこの部屋に案内してくれたベテラン看護師さんがチラッとカーテンの隙間から見えたので呼び止めました。
そこで、今更ながら今回の手術が本当に必要なものなのか?
胎嚢が自然排出されるまで待つことより手術をする事の方が本当にリスクは少ないのか?など失礼ながら聞いてしまいました。
私の手術への恐怖も伝わったのか、昨日の今日ですからまずは納得された上で手術をされた方が良いと思うので先生含め今の状況を改めて見ていただき、それで納得した上で手術を行いましょう。と、先生の元へ連れられ一緒に向かいました。
部屋を開け、経膣超音波で私の胎嚢の状態を確認しながらやはり今の状況で子宮の中で出血が続くと感染症のリスクも上がるので、手術は早めにする必要があること。
全身麻酔の副作用はかなり個人差があること(代謝が良い人は副作用があまりない傾向にあるなど)を聞き、私の場合はどうなのかは一旦置いといて、次にまた妊娠を望むのであればもうこのまま手術をした方が良いと言う言葉で私も納得できたので、覚悟を決めました。
納得したのでどこかにまた移動するかと思いきや、ここ本番の手術室でした。 w
ベテラン看護師さんにさっき先生にお話しを聞きに行くというテイでナチャラルに手術台に誘導されていたんですね(恐るべしベテラン技・・)。
で、いよいよ始まります。
心電図や抗生物質の点滴を入れたりと準備が始まりました。
看護師さんがふとお酒は強いか?と何故かこのタイミングで聞かれ「弱い方です。」などと答え麻酔の点滴がもう始まるところでした。
これも後で調べたら、アルコールに強いと麻酔の効きが弱いらしく追加で麻酔を入れる必要があり、その結果副作用も起こりやすくなったり場合によっては手術中も意識は残り痛みも感じることがあるよう(怖いです..)。
「喉の奥が少し違和感感じますよー。」と聞いたが最後、長いような短い変な夢を見てベッドの上で目を開けました。
目がちゃんと開くまでは夢と現実が入り混じる不思議な時間を過ごし、やっと頭が少し起きてようやく無事終わったことを理解しました。
時計を見ると手術室に誘導されてから1時間が経っていました。
副作用による体調変化は無し(その時の体調にもよるようです)、ナースコールのボタンが手に添えられているのみ。寸前でああだこうだと言ってた割りに随分効きがよかったようで移動されたのも何にも覚えていませんでした。
それにしても横のベッドの方、帰るまで本当に具合ずっと悪そうで気の毒でなりませんでした。。
手術当日のお会計:¥22,390(健康保険も適用)
共済の入院補償型に入っており、今回の手術は日帰り入院で保障適用、現在申請中です。
妊活を意識した時(結構つわりで入院する人がまわりに居たりしたので)保険に無頓着な私がとりあえずこの医療保険のみ入ったのですが、入ってて良かったと思えた瞬間でした。
■子宮内容除去術を終え、1週間程経過
今の症状やこれから
・出血:手術翌日から生理4日目くらいの量がだんだん少なくなり1週間で止まる
・腹痛:術後全くなし
・その他体調:良好
・妊活再開時期:通常約1ヶ月後に生理がくるそうで、きたらスタートしてOK
・術後3日間は安静指示⇒それからは普通に外出して問題ありませんでした
病院関係
・子宮収縮剤が処方され1日3回、1週間服用しました
・手術から2週間後の9/8、経過観察のため再び病院へいってきます
術後の経過、順調です。
1ヶ月後のリセットに向け今はもろもろ整えていくのみ!
流産は残念でしたが、前を向いてまた妊活するぞ〜と新たな意気込みでいるところです。押忍m(__)m